【書評】息苦しいならさっさと逃げよう手放そう!:『持たない幸福論』
こんにちは。
pha『持たない幸福論』を読みました。
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サブタイトルは、
「働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない」
となっています。
働くことや家族をもつこと、お金をたくさん得ることなどは、絶対視されがちです。
そこから逃れようとしたり、「興味がない」と言ったりすると、「変だ!」「甘い」「大人として失格」などと言われたりすることも。直接言われなくとも、変なものを見るような目で見られたりして。
そういうの、やっぱり息苦しいです。
著者のphaさんも、「仕事やお金や家族を絶対化して「逃げちゃいけない」と思ってしまうと人は追い詰められる」とおっしゃっています。
わたしもそう思います。
「逃げ道」がないのはつらいです。
たとえ逃げなかったとしても「逃げ道がある」「いつだって脱出できる」という安心感があるだけで、だいぶ楽に呼吸ができるようになります。何があっても投げ出したり逃げ出したりしてはいけない、というプレッシャーは百害あって一利なしです。
「仕事」「家族」「お金」といった、絶対視されていることからだって、必要があれば逃げて良いのです。
もちろん、それらの必要性や価値は否定しません。
「家族のために働くのが幸せ」「仕事が楽しいので休みはいらない」という人がいたって良いですし、その考えが悪いことだなんて全く思いません。
ただ、同じように「働きたくない」「家族はいらない」「お金もべつにあまりなくていい」という考えも、肯定したいだけです。
生活に息苦しさや生きにくさを感じている方に、ぜひ読んでいただきたい本です。
すこし呼吸が楽になりますよ。
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