新潟県中越地震での被災経験をふまえて。
こんにちは。
昨日、熊本で大きな地震がありました。九州の方々、大丈夫でしょうか。
月並みな言葉しか言えませんが、ご無事でいらっしゃることを、また早く復旧が行われることをお祈りしています。
さて、昨日何の気なしに非常食の記事を書いたところ、夜に地震が起こってしまって、震えていました。わたしに予知能力はないはずですが、こういう偶然は比較的よく起こったりします。不思議なのものです。
▼食料の調達ができる状況にある方は、よろしければ参考にしてください。
▼こちらの記事も参考になります。今回被害にあわなかった方も、これを機会に見直してみてはいかがでしょうか。次は自分が被災するかもしれないのです。
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わたしも、2004年の新潟県中越地震で被災した経験があります。
ライフラインはすべて止まり、水道と電気は翌日復旧しましたが、ガスは一週間ほど止まったままでした。
当日の夜は家族で車の中で過ごし、翌日からは自宅に戻りました。割れた食器や落ちた本などでぐちゃぐちゃでしたが、家自体は無事でしたので、みんなで和室(大きな家具などを置いていなかった客間のようなところ)に固まってしばらく寝起きしていたことを覚えています。
そのときの経験をふまえて、余震が続いている(or余震のおそれがまだある)状況のときに、気をつけた方がよいと思うことなどをまとめてみます。
・水道が止まっていなければ、すぐにお風呂にためる
→いま止まっていなくても、その後止まる可能性があるからです
・家の中では靴下とスリッパをはいておく
→家の中に散乱した食器の破片などで足を怪我しないようにするため。またスリッパをはいておけば、万が一のときそのまま外に飛び出しても大丈夫
・常に携帯電話やスマートフォンの充電は満タンに
→電気が止まっていないなら、充電を常にしっかり。そしてどうしても使わなければならないとき以外、なるべく使わないようにする
・一人にならない
→家の中でも、なるべく2人以上が安心です。一人暮らしの方は、知り合いの方の家にみんなで集まったりして、なるべく大勢でいるようにしてください
・扉付きの食器棚は紐でしばる
→被災したとき、実際に行いました。倒れずに済んだ扉付きの棚は、無事だった食器類をおさめたら紐でしばって扉が開かないようにしましょう
・片付けを急がない
→まだ余震の危険があります。本などは片付けたそばから再び落下するようなことも考えられます。本や食器類などを棚に戻すのは急がない方が良いです。床に散乱してしまって危険なもの(ガラス破片など)などから少しづつ
・お薬を飲んでいる方は身につけておく
→お薬とお薬手帳は、身につけておくことをおすすめします。特に定期的にお薬をもらいに行かなくてはならない方にとっては、お薬手帳は貴重品と同じくらい大切なものです
・中規模の余震のときは、ドアをあける
→震度1ほどであれば大丈夫と思いますが、3~5くらいのやや規模の大きい余震が起こったら、ドアを開けて脱出経路を確保してください。本震で建物がゆがんでしまった場合、そこまで大きくない余震でもドアが空きにくくなってしまうおそれがあります
・ときどき身体を動かす
→とくに狭い場所や車の中で寝泊まりされている方はエコノミークラス症候群に注意が必要です。中越地震のときは、これで亡くなられた方もいました。日中体操をしたりして身体を動かしたり、水分を摂って(物資が不足していると難しいかもしれませんが)脱水症状にならないように気をつけることが大切です
「落ち着いてください」というのは簡単です。
けれど、非常時に実際に落ちつくのは簡単ではありません。
それでも、できるだけ落ち着いて行動なさってください。パニックになりそうになったら、「大丈夫」と自分に言い聞かせてあげてください。
一日でも早く、もとの生活に戻れますように、お祈りしています。
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